ビジネスマナー

社会人のビジネスマナーは挨拶から!よい印象を持たれる挨拶のポイント

2019年12月20日

人間関係のコミュニケーションの初めに行われるものが「挨拶」
挨拶とは「心を開いて相手に近づく」という意味があります。
日常生活でも、より良い人間関係を築く上で大切な事ですが、ビジネスにおいては気持ちの良い挨拶をする事は仕事の一部であると思いましょう。

また、あなたの印象を一番初めに左右するものであり、使いこなせば立派なビジネススキルの一つになります。
覚える事は簡単な事ばかりですので、すぐに実践し自分のキャリアに繋げましょう。

挨拶が評価に影響するその理由

挨拶など「子供の頃からしている事を今更」と思い、軽んじている社会人は沢山います。
中には社内で挨拶は不必要とでもいうような態度の社会人までいるのです。
自分で自分の評価を下げている行為であると自覚すべきです。

ビジネスマナーを守った挨拶ができていない人への印象

目も合わせずに言っているだけ、ボソボソっと呟くだけ、形式的に言わされているだけ、この3つの挨拶は、挨拶をしない人と同じ位、悪い印象しか残りません。
挨拶とは相手を尊敬し親愛の気持ちを表現しています。つまり「あなたを敬っており、親しくしたいと思います」という事です。
それをしない、または適当に口だけで済ますというのは「あなたは尊敬していない、親しくするつもりもない」と言って回っているようなものです。
そのような相手と一緒に働きたいと思いますか?まして取引先であれば、そのような人間のいる会社と仕事を共にする必要はありませんよね。

挨拶=子供の頃に注意されたから今更勉強をするつもりはない
挨拶=面倒な事だし仕事に直接関係はない

そう思っている人は自分の間違いに気付きましょう。
大半の仕事は人と人との繋がり合いで成り立っているのです。自分一人で業務の全てが完結している社会人はほとんどいません。
人と人とのコミュニケーションのスタートを決める挨拶は、やはり重要なものなのです。

自分は会社の顔であるという意識を持つ

会社に勤めている以上、他社にとって自分は「会社の顔」です。
どんなに経験が浅くとも、社外の人から見れば出会ったその人が会社の代表であり会社のイメージを印象づける存在です。
自分がした失敗やマナー違反は会社の汚点になります。

自分は会社の顔だという意識がちゃんとあれば、適当な挨拶をしようと思うでしょうか?
本来は会社に属した以上、自分は会社の代表として会社の外に出ているという意識を常に持つべきなのです。

社内であっても挨拶は重要

社内では社外相手のような挨拶はいらないと気を抜いて過ごしている人も多いようです。
挨拶は、お互いに敬意を持ち気持ちよく働くためのものですから、勿論社内でも必要です。

そして、社内であれば挨拶に慣れる前に間違えた言葉遣いをしてしまったり、噛んでしまって恥ずかしい思いをしても問題ありません。
社内で率先して挨拶する事により自分の印象も良くなり、今後の練習にもなります。

まずは挨拶の基本形をおさらい

挨拶について、自分はできていると思い込んでしまっていませんか?
もう一度おさらいしましょう。案外知らなかった事を学べるかと思います。
しっかりとした挨拶ができれば、それだけの事で自分の印象は良くなり、評価が上がりやすくなります。

笑顔で相手の目を見る

挨拶は基本的に笑顔でするものです。
大袈裟な笑顔でなくて良いので、自然な微笑みを作りましょう。

そして相手の目を見る事も重要です。
暗い表情では、せっかく挨拶をしても悪い印象を与えてしまいます。

はじめは緊張してしまい、思っている以上に声が小さくなってしまう傾向があります。
相手に声が届かなくては自分も恥ずかしい気持ちになってしまいますよね。
少し大きめを心掛け、元気にハキハキとした挨拶をします。語尾は伸ばしません。
挨拶の元気が良すぎて悪い印象を受ける事はありません。
ただし、大きな声が目立ってしまうような場所や狭い場所では控え目の声にしましょう。

挨拶は自分から

年齢や役職に関係なく、挨拶は自分からするものだと思いましょう。
「相手が挨拶をしてから返せば良い」「挨拶するべきか迷う相手なので相手の様子を見る」等の考えは挨拶のタイミングを逃します。

基本的に「挨拶は自分からする」と決めてしまった方が良いです。
そして相手が挨拶を返してくなかったとしても挨拶は返事を求めるためのものではありません。勿論相手がマナー違反なのですが、気にしないようにします。
「挨拶を返さない人には挨拶をしない」事のないようにしましょう。

挨拶のお辞儀のタイミング

挨拶をする時のお辞儀のタイミングは「語先後礼」つまり「言葉が先、お辞儀が後」です。
挨拶をしながらお辞儀をしてしまいますと、相手の目を見る事ができませんし、声も聞こえにくくなります。
ちょうど挨拶の言葉が言い終わると共にお辞儀をすると考えれば良いでしょう。

はじめは考えながらになるかもしれませんが、慣れれば自然と身につきます。

シーン別挨拶マニュアル

1日を通して挨拶の必要なタイミングは数多くあります。
こちらでは具体的な挨拶の事例を紹介します。

社内での挨拶

■朝出社したら

おはようございます

■社内ですれ違った時

おはようございます
こんにちは
お疲れ様です

■外出する時

(行き先)へ行って参ります
(行き先)へ行ってきます

解説)行き先を挨拶と共に伝える事で自分の居場所も明確に伝えられます。

「いつの間にかいなかった」と思われる事のないようにしますしょう。

■外出先から戻った時

ただいま戻りました

解説)自分が帰社した事を周知する意味もあります。

無言で席に戻るのはマナー違反です。

■外出する人を見送る時

行ってらっしゃい
行ってらっしゃいませ
お気をつけて行ってらっしゃいませ

解説)相手を気持ちよく送り出しましょう。相手を気遣う言葉を入れると良いです。

■外出から戻った人を迎える時

お帰りなさい
お帰りなさいませ
お疲れ様です

解説)仕事で外出しているのですから、営業や会社の用事での外出が大半です。帰社した相手へ労いの気持ち伝えましょう。

■相手に話しかける時

失礼します。今、お時間よろしいでしょうか?

解説)相手が今時間を取れる状態かどうかを先に聞きます。

■退社する時

お先に失礼します
お先に失礼いたします

解説)「いつの間に帰っていた」と思われるのは良くありません。

一番先に帰る時は気が引ける場合もありますが、必ず挨拶してから帰ります。

■退社する人を見送る時

お疲れ様でした
お疲れ様でした。今日はありがとうございました。
お疲れ様でした。明日はよろしくお願いいたします。

解説)その日に仕事でお世話になった相手であればお礼も一緒に伝えたり、後日一緒に会議や外出の予定等がある相手であればその気遣いも加えると良いです。

社外の人への挨拶

■初対面の相手

初めまして
お目にかかれて光栄です

(自己紹介の前に)

■初対面以外の相手

お世話になっております
先日はありがとうございました
ご無沙汰しております

(会話の前に)

シチュエーション別の挨拶

■エレベーターの中

空いていれば通常の挨拶をしますが、混雑している場合は目線をしっかり合わせた会釈のみにします。
エレベーター内で会話をする事はマナー違反と思われる場合があるからです。

■デスクで仕事中

一度手を止めて相手と目線を合わせて挨拶をします。
相手が取引先の場合や、社内の人間でも立場によっては席から立ち上がって挨拶をします。

■通勤途中

通常の挨拶をしますが、周りの状況には気を配ります。
特に混雑した公共機関内ではエレベーター同様に目線を合わせた会釈で済ませます。
あまり公共の場で目立つ事は相手も好まない可能性が高いです。

■プライベートの場

休日や業務時間外に社内の人と遭遇した場合、距離があるようであれば無理に挨拶に行きません。会釈程度で済ませます。
近くにいる場合は相手だけでなく一緒にいる相手にも挨拶をしますが、なるべく短い時間で済ませ立ち話を続けないようにします。
相手もプライベートを楽しんでいるので、早々に立ち去るのがマナーです。
「それでは、失礼いたします」と言えば丁寧な印象を残すことができます。

様々な挨拶の仕方をまとめましたが、基本的には「自分はどう挨拶されたら気持ちが良いか」を考えて行動しましょう。
気持ちの良い挨拶は相手へ好印象を与えるだけでなく、自分の気持ちも清々しいものになります。

お辞儀の角度について

お辞儀のタイミングは挨拶の後であるとお伝えしました。
しかし、お辞儀に種類がある事はご存知でしょうか?
お辞儀には3種類あります。用途によって使い分けましょう。
基本的にはその3種類は腰を曲げる角度が大きく違います。慣れるまでは鏡を使用して家で練習をすると良いです。

会釈

視線を斜め下にして、15度ほど腰を曲げた状態。時間は約1秒。
気軽に利用できます。社内で人とすれ違ったり、人の前を通る時等に使用します。
軽い挨拶ですが、首だけ曲げるとだらしないイメージになるので、背筋を伸ばして腰から曲げて行いましょう。

敬礼(中礼)

一般的なお辞儀です。
視線を斜め下に落とし、30度〜35度ほど腰を曲げた状態。時間は約3秒。
会釈同様、背筋を伸ばして腰から曲げましょう。
顔だけが前を向くと非常に見栄えが悪いので、必ず下を向きましょう。

上司や目上の人、取引先には基本的に敬礼でお辞儀をします。

最敬礼

最も丁寧なお辞儀です。
自分の足元に視線を落とし、背筋を伸ばして45度ほど腰を曲げた状態。時間は約3秒。
謝罪や相手に深い感謝の気持ちを伝える時、または無理なお願いをする時等に使用します。

相手に誠意を伝えるためのお辞儀なので、表情にも気を配りましょう。
基本的に通常の挨拶に使用するのは会釈か敬礼であると思えば正しいです。相手と状況によって使い分けます。
両手は体の脇に置き、指先まで伸ばしましょう。
女性の場合は手を体の前で揃えても良いです。
頭を下げる時に素早く、頭を上げる時はゆっくり行うと美しく行えます。

挨拶の間違い例

挨拶にもルールとマナーがあり、丁寧な挨拶をしたつもりが、失礼にあたる行為だったという事もあります。
必ず覚え、そのような事のないようにしましょう。

階段の上の段からの挨拶

階段など、高い位置から目上の人に挨拶をする事は失礼になります。
自分が上の段にいる場合は、できる限り同じ高さの段まで下がってから挨拶をします。

ながら挨拶

廊下ですれ違いざま等に歩きながら挨拶をする、仕事の手を止めずにキーボードを打ちながら挨拶をする、このような「ながら挨拶」は相手が誰であれ失礼です。
必ず行動を一旦止めて、挨拶をしましょう。

挨拶に適していな言葉を使う

「ご苦労様です」

目上の人から目下の人に使う言葉です。
立場に関係なく、基本的にはあまり使用しない方が良いです。

「お世話様です」

「お世話になっております」に似ていますが「お世話様でございます」の略語で、省略語を快く思わない人は多いです。使わないようにしましょう。

「しばらくぶりです」「お久しぶりです」

あまり丁寧な表現ではありません「ご無沙汰しております」を使います。

「どうも」

本来「どうもありがとうございました」等という使い方をするものなので「どうも」だけで使用するのは間違っています。
挨拶としても丁寧さが感じられません。

更にレベルアップした挨拶

基本の挨拶の方法や注意点を紹介しましたが、+αで更に好感を持ってもらえる方法もあります。「気持ちの良い挨拶のコツ」とも言えますが非常に簡単なものなので、是非取り組みましょう。

相手の名前を挨拶に入れる

「おはようございます」よりも「(相手の名前)さん、おはようございます」と言われると気持ちが良いものです。とても丁寧で好感が持てると思います。

挨拶にもう一言相手への気遣いの言葉を加える

挨拶の時に、相手を気遣う言葉を入れると、相手を気にかけている事が伝わります。
例えば「おはようございます。昨日は残業お疲れ様でした」「お疲れ様です。先日はご馳走様でした」「おはようございます。体調はいかがですか?」等、相手との関係や相手の状況により臨機応変に使い分けます。

まとめ

たかが挨拶と思わずに、真剣に挨拶をしてみましょう。
ほんの少しの努力で、あなたの印象は大きく変わります。
「明るく元気で、やる気のある人だ」「とても好感が持てる人だ」
そう思われれば、社内でも社外でも自分のキャリアのプラスになるに違いありません。
想像以上に人は挨拶に重きを置いているのです。
是非、すぐに実践してみましょう。きっと周囲の反応に違いを感じられる事でしょう。

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