ビジネスマナー

正しい敬語、使えてますか?ビジネスマナーの基本、主な敬語と敬語の学習方法をご紹介

ビジネスマナーを苦手だと思っている人の多くは、敬語が難しいと感じているようです。
敬語とは相手を尊敬し丁寧に接するためにあり、お互いが気持ちよく仕事をする上で絶対に必要なスキルです。
確かに敬語は種類が多く奥が深いのですが、コツさえ覚れば難しいものではありません。

この記事では敬語を簡単に習得するためのコツをお伝えしたいと思います。
敬語が苦手だと思っているのであれば、是非参考にしてください。

ビジネスマナーにおける言葉遣いの重要性

どんなに外見がビジネスマナーを厳守していたとしても、言葉遣いが悪くては全てが台無しです。
もしあなたが相手の事を心から尊敬していても、敬語が使えないのでは敬意は伝わりません。

例えば、敬語が間違っているような取引先の営業マンが魅力的なプレゼンをしたとします。
敬語がおかしいので、その人そのものが社会人として経験不足であると感じられ、結果的にプレゼン内容も不安だと思われてしまいます。

逆に言葉遣いがしっかりとした人からは自信が感じられ、その人にも仕事にも安心感が持てます。
なんとなくで敬語を話している人も多いですが、知識不足は見透かされます。敬語には多少の勉強は必要なのです。

更に問題なのは、敬語を間違って使うことにより相手を敬っているいつもりが逆に失礼な言い回しになってしまう事もあります。これは相手にとって非常に不快な事です。

やはりビジネスマナーにおいて敬語を取り急ぎ学ぶ事は最重要項目であると言えます。
敬語を間違ったまま使う事で自分の評価は下がっていると自覚し、自信を持って敬語を使いこなせるようになりましょう。

敬語の種類を分かりやすく解説

敬語は大きく分けて5種類あり、それぞれの特徴を理解すると敬語の上達の近道になります。
5種類と聞くと多いと感じられるかと思いますが、要点を掴めば難しい事はありません。
場面と立場によって使い分ければ良いのです。
ここでは5種類の敬語の説明と文例を分かりやすくリストにしました。

尊敬語

相手自身や相手の持ち物・行動・状態を高めて表現し、敬意を表現する言葉です。

例)いらっしゃる・おっしゃる・召し上がる・お名前・お手紙・お忙しい

「お客様がいらっしゃる」

「佐藤様がおっしゃった」

「昼食を召し上がる」

「お名前をご記入ください」「お手紙をいただきました」

「お忙しい中恐縮ですが」

謙譲語

自分自身や自分の持ち物・行動・状態をへり下って表現し、相手を立てる言葉です。
このような表現は外国にはありませんので、外国人が日本語を学ぶ際には非常に困難に感じる事だそうです。日本特有の言い回しであると言えます。

例)うかがう・申し上げる・お目に掛かる・差し上げる・御説明

「御社へうかがいます」

「新年の挨拶を申し上げます」

「先日佐藤様にお目に掛かりました」

「粗品を差し上げます」

「御説明をさせていただきます」

丁重語

自分の行動をへり下って表現しますが、謙譲語と違い対象となる相手がいません。
本来謙譲語の一部だったために謙譲語Ⅱと言う呼ばれ方もします。

例)参る・いたす・おる・小社

「東京に参ります」

「契約書を持参いたします」

「山田は社内におります」「本日は雨が降っております」

「小社にお任せください」

丁寧語

言葉の通り、丁寧な言葉を使う事です。

聞き手に直接敬意を表現しています。「です・ます・ございます」などで終わります。

「私が山田でございます」

「会議室はこちらです」

美化語

「お・ご」を言葉の頭につけるとこで丁寧な印象になります。

特に対象がある敬語ではありません。

例)お菓子・お料理・ご飯・ご住所

こちらの5種類を基本に敬語は成り立っております。
しかし、言葉の名称を覚える必要はありません。
取り急ぎ学ぶべきなのは尊敬語と謙譲語です。

相手の行動や物に対して使うのが尊敬語
自分をへり下って表現し対照的に相手を敬うのが謙譲語

まずは、この2つの違いだけでも理解しましょう。
相手を敬っているか自分がへり下っているかですが、これを間違えて逆にしないようにだけ気をつけなくてはいけません。

よく間違いがある例文としては、社外の人または目上の人に対し「佐藤様が申しておりました」「あちらでおうかがいください」両方とも相手に謙譲語を使用しているため、非常に失礼です。

会話の相手によって敬語の対象が誰なのか把握する

こちらは良くある間違いなのですが他社の方との会話では社内のものは社長であろうと謙譲語を使います。

「課長はいらっしゃらないです」「佐藤さんはお出かけになりました」などは間違いで

「生憎、(課長の)山田は不在にしております」「大変申し訳ありません、佐藤は外出いたしました」

などの言い回しが正しいです。

社内の人間は役職では呼ばず、苗字で呼びます。「さん」や「様」も付けません。

どんなに位の高い人でも社外の人の前では社内の人間は身内になりますので、対応に気をつけなくてはなりません。

尊敬語と謙譲語のよく使う敬語リスト

業種に偏らず、多くの職場でよく使われる敬語をリストにしました。

非常に使用頻度が多い敬語です。覚えていきましょう。

見る

尊敬語「ご覧になる」「資料をご覧いただけましたか?」
謙譲語「拝見する」「資料を拝見いたしました」

言う

尊敬語「おっしゃる」「佐藤様がおっしゃった件ですが」
謙譲語「申し上げる」「私が申し上げました件ですが」

行く

尊敬語「いらっしゃる」「山田様がいらっしゃいました」
謙譲語「うかがう・参る」「後日私がうかがいます」

来る

尊敬語「いらっしゃる・お越しになる」「田中様がお越しになりました」
謙譲語「うかがう・参る」「私が参ります」

知る

尊敬語「ご存知」「昨日のお話はご存知でしょうか?」
謙譲語「存じ上げる」「昨日のお話は存じ上げております」

聞く

尊敬語「お聞きになる」「会議の日程はお聞きになりましたか?」
謙譲語「うかがう・承る」「会議の日程を承りました」

このようにセットにして覚えてしまった方が覚えやすくいい間違いが減ります。
よく使用する言葉については特に、尊敬語と謙譲語を同時に覚えていきましょう。

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