ビジネスマナー

ビジネス実務マナー検定とは?過去問や受験するメリットについて

これまでの過去に出題された問題の例

ビジネスマナー検定3級の問題例は以下の通りです。

注文した物と違う品が届いた場合

庶務課の佐藤太郎がA社から納品された商品を確認すると、注文した物とは違う商品だった。

納品書には,A社の販売部門の責任者と担当者の印、出荷部門の責任者と担当者の印が押されている。商品を配達してきたのはK急便である。このような場合佐藤は誰に商品の違いを連絡するのが良いのか? 次の中から適当と思われるものを一つ選びなさい。

(1) K運送の配達担当者

(2) A社販売部門の責任者

(3) A社販売部門の担当者

(4) A社出荷部門の責任者

正解は……(3)です。

A社販売部門が注文の窓口となっており、また担当者ということなので注文した担当者、と捉える事ができるので、そちらに連絡するのが良いでしょう。

ビジネスマナー検定を受けるメリット

ビジネスマナー検定を受け、取得することでどんなメリットを得る事ができるのでしょうか?

履歴書に記載できる

ビジネスマナー検定について履歴書で記載できると、ビジネスに関する常識がある、と評価されます。

特にオフィスで働く方、ホテルなどのサービス業などは、ビジネスマナーが身についている、マナーを守れるかどうかで会社の評判にも影響するため、アピールできるでしょう。

実際採用に強く影響するのは、1級の取得と言われており、就職を目指す企業では評価されやすくなります。

ビジネスマナーが学べる

ビジネスマナーを学び、それを業務などに活かすことができます。

普段のビジネスシーンで円滑に業務を進める事ができるので、「できる人」として活躍する機会が増えるでしょう。

ビジネスマナーを身に着け、守ことで例えばコミュニケーションが円滑になります。

仕事の場でしか接することのない人、初めて会う人、それぞれに対してビジネスマナーをわきまえて会話をすることで、適切な距離感が保たれたままスムーズにコミュニケーションを取ることができます。

コミュニケーション能力が低いと自信がない方でも、ビジネスマナーを身に着けて交流をすれば、おのずと会話ができるようになります。

秘書検定との違いは?

ビジネスマナー検定では、社会に出て企業で働く際の一般的な常識やマナーについての知識や能力ですが、秘書検定は、上司をサポートするにあたっての、仕事の仕方や知識、能力などについてとなっています。

どちらも「公益財団法人 実務技能検定協会」という団体から実施されている検定なので、似ているのでややこしいかもしれません。

秘書検定では、ビジネスマナーを既に身についている上で、秘書としての立ち振る舞いや相手をサポートするためのノウハウや知識、能力などが問題として想定されています。また、知名度や受験人数も現状秘書検定の方が人気となっていますが、新入社員や就職活動を始める学生の方にはまずビジネスマナー検定がオススメです。

繰り返しになりますが、ビジネスマナー検定は、会社に勤める人全般ですが、秘書検定は企業の役員秘書に特化したものですので、

ここの違いをしっかりと抑えておきましょう。

ビジネスマナー検定受験におすすめの人

ビジネスマナー検定は、社会の常識やマナーの育成を目的にした検定のため、今後社会に出る学生の方や、転職活動でキャリアを見つめなおしている方などにオススメです。

また、民間企業だけではなく公務員を目指す方にもオススメでき、多くの人と接する機会の多い公務員の方だからこそ、ビジネスマナーを持っておくべきでしょう。

どのような問題が出るのか?

どのような内容の問題が出題されるのでしょうか? それぞれご紹介していきます。

3級の出題内容

3級では、必要とされる素質、企業実務、対人関係、技能の4分野からそれぞれ出題されます。

素質の中には、ビジネスマンとしての素質、執務要件があり、それぞれ適切な行動力、判断力、表現力が期待できるか、明るさ、誠実さを備えているか、自己管理について理解できているか、平易な仕事を確実に実行できるか、などの項目が採点に影響します。

企業実務は、職位、職制について一般的に知っているかという点や、会社などの社会的責任についてを問われ、対人関係では、人間関係、マナー、話し方、交際という分野からそれぞれ細かく出題されます。

例えば、人間関係の対処、ビジネスマナー、会話の仕方、敬語、慶事、弔辞の作法についての常識などがあります。

技能では、情報、文書作成、会議の知識、事務機器(電話など)、事務用品などの種類や機能について問われます。

2級の出題内容

2級は、3級の内容からさらにレベルアップした内容となっています。

同じように、素質、企業実務、対人関係、技能の4分野から、より深く掘り下げた内容が求められます。

2級では新入社員や学生の方というよりは、社会人の方には問題がわかりやすいのではないでしょうか?

名刺のタイミング、訪問先で座るタイミング、実際に社会人ならではの問題が出題されます。

1級の出題内容

1級では、2級よりもかなり難易度があがり、勉強も非常に大変になってきます。

2級や3級とは異なり、すべて記述方式となるため一気に難しくなります。さらに面接試験が行われますので、そちらについても対策が必要です。

面接試験の課題は、2人1組で行い、1組13分で行われます。スピーチをロールプレイングで行うというものです。ロールプレイングとは役割演技と言い、実際に起こることを想定し複数人がそれぞれの役を演じて、適切に対処できるかどうかを学習する方法です。

この2人1組のロールプレイングでは、ビジネス的な話し方…表現が適切か、歯切れ、わかりやすいか、という観点や、身だしなみが評価されます。

まとめ:ビジネスマナーを学習する意味

ビジネスマナーを身に着けることで、実際に契約を取ったり出世したり、営業技術があがったり、ということがあるわけではありませんが、ビジネスマナーを守らなければ契約を取ることができず、お得意様から信頼されなくなり、取引が中止になる、という可能性も少なくありません。

仕事はみんなで行い、一人ひとりの強力があってこその仕事なので、ビジネスマナーを身に着ける意義としては、自分の仕事を有利に進めるだけではなく、相手を不愉快にさせないというためにも、ビジネスマナー検定を受験してみてはいかがでしょうか。

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