文書・文章作成

文章の書き方が学べる本12選。ビジネス文書・ブログ・キャッチコピーなど

企画書やメール、ブログに小論文など、普段の生活の中で文章を書く場面は数多く、ビジネスパーソンにとって文章作成のスキルは必須です。その一方で、文章を書くことに苦手意識をもっている方、書き方を学びたくても何を参考にしたらいいかわからない方が多いのではないでしょうか。そこで、こちらの記事では、文章作成に苦手意識をもっている方でも学びやすいおすすめの本をご紹介します。本の選び方についてもご紹介するので、自身に合った1冊を見つけましょう。

正しい文章作成に参考になる本の選び方とは

正しい文章の書き方の本をご紹介する前に、本を選ぶポイントを解説します。自身のスキルの状態や、課題に応じた適切な本を選ばないと、求めていた情報と異なる可能性があり、本を最大限に活用することができません。

自身に役立つ分かりやすい文章の書き方の本を選ぶためには、以下の2点を意識しましょう。

参考にする本は1つに絞る

本を選ぶポイントの1点目は、参考にする本を1冊に絞ることです。著者によって文章作成の方法やコツが異なるため、複数の本を同時に参考にすると混乱してしまいます。

また、読むことに時間が取られてしまい、実践に移せないという問題も発生します。実践が上達のための何よりの近道なので、まずは1冊を参考に実践に移りましょう。

もし、複数の本が気になる場合は、軽く読んでみてその中から1冊に絞るようにしましょう。

何のための文章を書きたいのか明確にする

本を選ぶポイントの2点目は、書く目的を明確にすることです。目的を明確にすることで、目的の達成のために必要な情報が何かわかります。

例えば、仕事のためのビジネス文書を書きたい方は、仕事における文章の書き方の本を選ぶ必要があります。そんな方が小論文の書き方やキャッチコピーの作り方の本を選んでは、あまり役立てることができません。

本によって紹介されている書き方やテクニックが異なるため、書く目的を明確にし、その目的に応じたものを選びましょう。

文章力向上のためにおすすめの本

本の選び方をおさえたところで、ここからは文章力の向上におすすめの本をご紹介します。目的別に文章の書き方のおすすめの本を紹介しますので、上述の2点のポイントを意識し、自身にあった本を読みましょう。

とにかく文章の基礎を身に付けたい方におすすめの本

文章の基本的な知識を身に付けたい方は、以下の本がおすすめです。

  1. 20歳の自分に受けさせたい文章講義
  2. 新しい文章力の教室
  3. 伝わる!文章力が身につく本

これらの本は、初心者向けに分かりやすく文章の書き方について解説しています。文章力に自信がない方、文章の書き方の基本を学びたい方は、これらの本から始めましょう。

1.20歳の自分に受けさせたい文章講義

こちらは、「話せるのに書けない」という方向けに書かれた本です。著者の古賀史健氏は、ビジネス書や教養書など80冊以上を担当し、その経験で得た文章作成の心得について解説しています。この本では、具体例を多く交えているため、書くことに苦手意識がある方や書きたいことがあるのに書けないという方におすすめです。

2.新しい文章力の教室

2015年の発売以来、高い人気を誇るロングセラー商品です。著者の唐木元氏は、編集長を経験しているプロのライターです。こちらの本では、「書く前の準備で文章が決まる」と述べており、文章の目的明確化や骨組み作りについて徹底解説しています。さらに、基本的な文章の書き方に加えて、企画書や報告書、レポート、ブログ、SNSの書き方まで言及しています。各章では、例文付きで解説されているため、導入本として役立ちます。

3.伝わる!文章力が身につく本

こちらも同じくロングセラーで知られる本です。この本では、文章力を鍛えるための80のコツを例文とともに解説されています。例えば、「だろうを多用しない」「決まり文句を避ける」など、その日から使えるコツが掲載されており、辞書代わりに使える1冊です。こちらの本では、「新しい文章力の教室」と同様に、企画書やレポート、メールの書き方も学ぶことができます。

論理的な文章が書けるようになりたい方におすすめの本

論理的な文章を作成したい方は、以下の本がおすすめです。

  1. 入門 考える技術・書く技術
  2. 「超」文章法
  3. 論文作法─調査・研究・執筆の技術と手順

これらの本は、論理性を持たせ、説得力のある文章の書き方について解説されています。企画書や論文など、ロジカルライティングが求められる文章を書きたい方におすすめです。

1.入門 考える技術・書く技術

ロジカルライティングの代表作である「考える技術・書く技術」の入門書です。この本では、日本人が苦手とするロジカルシンキングを克服するための手法が解説されています。また、この本はバーバラ・ミントが提唱する「ピラミッド原則」について、初心者向けに紹介しています。報告書や企画書など、ロジカルシンキングが必要不可欠なビジネスパーソンにおすすめの1冊です。

2.「超」文章法

こちらは、ベストセラー「超整理法」の著書である野口悠紀雄氏によるライティング本です。この本では、「伝いたいメッセージの明確化」をもとに、メッセージの作り方やメッセージに面白みを持たせる手段などが解説されています。また、文章の骨組みの作り方から引用の方法まで、文章を書くための知識が網羅されています。「超整理法」と関連する内容もあるため、「超整理法」を一度読んだことがある方におすすめです。

3.論文作法─調査・研究・執筆の技術と手順

タイトルからわかるように、論文に特化したライティング本です。特徴は、論文の書き方のみならず、図書館の利用法や指導教員の選び方まで、幅広い内容が収容されていることです。また、「そもそも論文とは何か?」と、基本的な知識についても解説されているため、初めて論文を書く学生におすすめの1冊です。

なお、論文の書き方がメインですが、論理的思考や明確な文章の書き方などは社会人でも応用することができます。

心を揺さぶるような文章がかけるようになりたい方におすすめ

読者に、強い印象を与えるような文章を書きたい方は、以下の本がおすすめです。

  1. 伝わる・揺さぶる!文章を書く
  2. 人を操る禁断の文章術
  3. 「言葉に出来る」は武器になる。

これらの本は、読み手の感情に影響を与える文章の書き方やフレーズについて解説されています。ブロガーが文章を書くときなど、読者の共感を得られる文章を書きたい方におすすめです。

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