esa(エサ)は「情報を育てる」という視点で作られた、迅速な情報共有をサポートする情報共有サービスです。不完全な情報でも気軽に公開し、少しずつチームのみんなで情報を育てていくという思想を大切に、情報が知見として整理されるまでの、情報が育つ過程を支援してくれます。今回は、esaの特徴や使い方、評判などを紹介します。
※記載されている情報は全て2019年9月調査時点のものです。
esaとは
esaはどのような情報共有サービスなのか、特徴やコンセプト、esaでできることなどを紹介します。
自律的なチームのためのドキュメント共有サービス
esaは、情報共有サービスの1つで、自律的なチームビルディングのために必要な工夫がなされています。例えば、「自律的なチームビルディングのためには早めの情報共有が大切」という考えから、早い段階で情報共有が行われるよう、ドキュメントが書き途中であることを示して保存できる「WIP機能」などがあります。
esaは何を目指すツール?
esaは「最初から完璧なものなんてない。 esaは情報の一生を見守りたい」というコンセプトを掲げ、「Share」「Develop」「Archive」の3つの観点から工夫が凝らされています。
Share
esaは、自律的なチームビルディングのためには早めの情報共有が大切という考えから、不完全な情報でもチームメンバーが許容しやすいシステムとして作られています。
チームに情報を共有するとき、完璧にまとめようとするあまり時間がかかってしまい、共有が遅くなってしまうことがあるかと思います。esaは、情報共有の遅れや漏れを防ぐため、不完全でも気軽に情報を公開しやすいよう、「WIP(書き途中)」であることがわかる状態でドキュメントを共有できます。早い段階から情報を共有することで、チームメンバーからの意見やアドバイスをもらえることもあるかもしれません。
Develop
esaは、まずは気軽に情報を共有しながら更新を繰り返し、少しずつ情報を育ていくという発想で作られています。リビジョンに履歴が残るので、同じページを何度も更新することができます。書き途中のドキュメントが更新されたときは通知が飛ばないなど、気兼ねなく更新できる工夫もなされています。
Archive
十分に育った情報は、アクセスしやすいように適切な場所に整理する必要があります。esaでは、タイトル中に「/(スラッシュ)」をつけるだけで、カテゴリの階層分けをすることができます。また、esaはフローメディアの利点である発信、共有の敷居の低さと、ストックメディアの利点である情報の分類のしやすさという両者のメリットを持ち合わせたツールです。
※フローメディアとは、TwitterやFacebookなどの情報がリアルタイムで拡散されるメディア、ストックメディアとはWikiやブログなどの情報が蓄積されるメディアのことです。
esaでできること
esaでできることは、大きく分けて3つです。
社内のドキュメントを一括管理
社内のドキュメントをまとめて管理できます。カテゴリの設定も簡単にできるので、情報の整理、アクセスもしやすいツールです。共有された情報は、チームメンバーであれば誰でも編集できます。
マークダウン記法
Markdown(マークダウン)とは、文書を記述するための軽量マークアップ言語のひとつです。マークアップ記法を覚えておけば、見出しや箇条書き、引用、太字などを簡単に表現でき、美しく見やすいドキュメントを作成できます。
WIP機能
WIP(Work in Progress)機能とは、ドキュメントがまだ不完全だとわかる状態で公開できる機能です。編集画面に表示される「Save as WIP」のボタンを選択すると、書き途中であることを周知して公開できます。気軽に情報を公開できるので、早めの共有が実現しやすくなります。
情報分類の仕方
esaでは、カテゴリとタグで情報を分類します。カテゴリは、記事タイトルに入力し、「/」で区切るだけで階層を設定できます。設定したカテゴリはツリー形式で表示されます。さらにタグを使用して分類することもできます。
料金は高い?
esaの料金について紹介します。ツールを選択する際には、比較検討すべき利用料金ですが、esaはプランが1つなのでシンプルでわかりやすいです。条件に合致すれば、ツールの無償提供を受けることもできます。
2カ月のフリートライアル後に料金発生
esaでチームを作成してから、2カ月後の月末までは無料で試すことができます。フリートライアル終了日の翌日から料金が発生し、毎月1人あたり500円(税込み)で使用できます。ユーザーがチームに所属すると、個人のログインや投稿状況に関わらず料金が発生します。
支払い方法
毎月1日、クレジットカードで前月分の利用料金を支払います。
割引制度
教育機関に属する学生・教職員が活動する非営利チームは、アカデミックプランとして無料で使用できます。またOSS関連やWeb技術関連の非営利コミュニティも、ツールスポンサーという形で無償提供を受けられます。チームを作成した後、「ご利用料金」ページの一番下にあるフォームに必要事項を入力し、割引申請をします。
esaの使い方
esaの使い方を紹介します。