チームコミュニケーション

今や上司の必須スキル!ビジネスマナー用語「おひたし」とは?

こまつなとは

「こまつな(小松菜)」も「おひたし」と同様、「報連相」に関連したビジネスマナー用語です。
「こ(困ったら)、つ(使える人に)、な(投げる)」という意味で、困ったときは専門家や得意な人に助けてもらおう、という意味合いとなっています。
誰にでも得意分野はありますし、それ専門で業務をしている人には誰もかないません。仕事は1人ではできないというのは、こういうところも含まれます。

ただ単に助けてもらうだけというのではなく、お互いに得意分野は違うものなので、困ったときは得意な人か専門家にお願いし、自分もまた得意なことは請け負い、双方助け合うことで、仕事を効率的に進めようということです。
部下が「報連相」で、ある仕事の作業が苦手で進まなくて困っている場合、上司は誰が得意なのか、専門家がいるかどうかというのは、すぐにわかります。

その場合「こまつな」を遂行するべく、誰に仕事を振るべきか、頼むべきか、的確な指示が出せるはずです。

 

きくなとは

「きくな」は一見、否定的な言葉に感じますが、実は「き(気にせず休む)、く(苦しいときは言う)、な(なるべく無理しない)」という救済の意味を持ったビジネスマナー用語です。

新入社員が辞めてしまう原因に、苦しんでいても誰にも相談できず、そのストレスがたまっていくというのがあります。
我慢せずに何でも言いたい放題言える新入社員はほとんどおらず、大体が誰にも何も言えずに、1人で我慢しているのが現状です。
そのために生まれたのが「きくな」で、新入社員やストレスが多い部下への救済メッセージとなっています。

上司から部下・新入社員に「きくな」という言葉を意味も込めて伝授しておけば、我慢し過ぎて退職、というところまでは追い込まれません。
貴重な人材を失いたくない上司や企業は、「きくな」という言葉も取り入れましょう。

 

ちんげんさいとは

「報連相」に関連したビジネスマナー用語ではありますが、今まで出てきた「おひたし」、「こまつな」、「きくな」とは一線を画したビジネスマナー用語です。
「おひたし」や「こまつな」などは、実戦することでコミュニケーションがとれるようになったり、業務が効率よく進められたり良いイメージでしたが、「ちんげんさい」は逆で、してはいけないというメッセージが込められています。

「ち(沈黙する)、げん(限界まで言わない)、さい(最後まで我慢)」という意味のビジネスマナー用語で、上司からすれば部下や新入社員に絶対にしてほしくないことが含まれた言葉です。

今現在、退職代行サービスが流行っているのを知っていますか?自分から退職が言い出せず、退職代行サービスを使って代わりに辞める手続きを取ってくれます。
パワハラやセクハラなど、ハラスメントで退職が言い出せずに悩んだときに利用するのが主ですが、なかにはなぜ言ってくれなかったのかと、疑問に思うくらいのケースもあるようです。
普段を変わらずに普通に仕事をしていたのに、突然来なくなったあと、退職代行サービスから連絡が来てとても驚いたケースもあります。

このケースなどは「ちんげんさい」が当てはまるのではないでしょうか。誰にも何も言わず、限界まで我慢した結果、もう会社に顔を出すのも嫌になるパターンです。
上司は部下が「ちんげんさい」にならないように、普段から注意しておきましょう。

 

かくれんぼうとは

「かくれんぼう(確連報)」は、「報連相」が進化したビジネスマナー用語です。報告が確認に代わっています。
「報連相」だと、とりあえず報告をしておけばいいかと、受動的な流れになってしまうため、それでは次の仕事につなげられません。

しかし、報告を確認にすることで、部下が「この業務で〇〇をしてみたのですがどうでしょうか?」と報告をしたうえで確認するという形式にすれば、自発的な報告に様変わりします。
仕事を効率的に進めるための円滑なコミュニケーションでは、「報連相」ではなく、今後は「かくれんぼう」が主流となっていくでしょう。

 

部下に報連相をさせるだけではダメ

今までは部下に「報連相」をしてもらうだけで、満足していた上司が散見されていました。
しかし、「報連相」だけでは、部下が「報告さえしておけば…」、「連絡だけでも」、「相談は面倒だけどとりあえずしてみよう…」など、形式上しておけばいいとなってしまいます。

そこで登場するのが「おひたし」です。怒鳴りつけたり、頭ごなしに否定すれば、とたんに委縮してしまい、ただ顔色を伺うだけの部下に育ってしまいます。
怒らず、否定的な意見も出さずに部下の「報連相」を聞き入れたあと、困っていることがあれば助け、

的確な指示を与えることが重要です。
部下に「報連相」を要求するなら、上司もきちんと「おひたし」で返さなくてはなりません。
「報連相」も義務付けるのではなく、なぜしてもらうことが重要なのか、それさえきちんと把握している上司であれば、「おひたし」の重要性が理解できます。
部下のSOSにいち早く気付き、素早く対処するため、「ほうれんそうのおひたし」が必要なのです。

 

おひたしを活かして有意義なコミュニケーションをとりましょう

「報連相」だけではある意味、不完全なビジネスマナー用語ですが、「おひたし」を足すことで、「報連相」がすばらしいものに生まれ変わります。
たかが「おひたし」ですが、されど「おひたし」なのです。
「報連相(報告・連絡・相談)」を部下にしてもらうだけではなく、上司が「お(怒らない)・ひ(否定しない)・た(助ける)・し(指示する)」を徹底するだけで、いろいろな問題が解決し、業務改善が飛躍的に上がります。

コミュニケーションはお酒の席で作るのではなく、ぜひ「ほうれんそうのおひたし」で作り上げていきましょう。

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